◆用語集◆

その都度増えるかもしれません。

鬼子(おにご)
黒髪黒眼の民族である和の国において、忌み嫌われる金髪碧眼の子供を差す。建国当時に国を脅かした西方からの外敵が金髪碧眼であったことに由来する。
桐野財団(きりのざいだん)
桐野玄舟が私財を投じて作った福祉財団。国内にある多くの学校や病院、孤児院などに出資している。
金眼(きんめ)
和の国において数十年に一度現れる突然変異のようなもの。その眼を持つ者は皆、ひとりで砦を落とせるほどの爆発的な力があるが、精神的に不安定だと暴走する危険がある。
「草」(くさ)
他国に住み着き、その国の民として暮らしながら情報を集める工作員のこと。
孤(こ)
槐の国において、王が自らを称するときに使う言葉。「余」や「朕」などと同義だが、「孤」には「王としての責任はすべて一身に背負う」という覚悟が込められている。
五州公用語(ごしゅうこうようご)
東原五州の外交文書や商業取引などの際に使われる共通語。
昏一族(こんいちぞく)
生まれながらに透視や遠見などの特殊能力を持つ銀髪蒼眼の一族。かつては、和の国の国境警備を一手に引き受けていた。
細作(さいさく)
間諜。スパイ。特殊工作員。
水鏡(すいきょう)
「御影」を補佐する術者。通常、「御影」と「水鏡」は二人一組で任務にあたる。
「対」(つい)
一組の「御影」と「水鏡」のこと。
「手」(て)
和の国において内部調査を専門に行なう王直属の密偵。
東原五州(とうげんごしゅう)
大陸東部にある宗(そう)、彗(すい)、和(わ)、莫(ばく)、台(だい)の五つの大国の総称。
学び舎(まなびや)
和の国における工作員養成機関の俗称。正式名称は明らかにされていない。
御影(みかげ)
和の国において、公にできない工作や暗殺、あるいは他部署が仕損じた仕事を専門に扱う特殊部隊の総称。転じて、その任務にあたるエージェント個人を差すこともある。
御影研究所(みかげけんきゅうじょ)
御影本部直属の研究機関。公には認められていない薬や武器の開発を手掛けている部署。「御影」や「水鏡」の健康管理や負傷した場合の治療なども行なっている。
御影宿舎(みかげしゅくしゃ)
「御影」や「水鏡」たちが集団生活している寮のようなところ。都の北方の山間部にある。集合場所でもある講堂を中心に四つの棟があり、長や指揮権を持つ古参の者は南館、以下、任務ランクの応じて上から東館、西館と続き、新人や任務達成率の低い者は北館に入る。
御影本部(みかげほんぶ)
「御影」の任務を統括する部署。御影宿舎の南館の中に事務所がある。
御門(みかど)
代々の和王の名称。慣例により、10代目までは同じ名を号する。以降は改名も可。
「六家」(ろっけ)
「槐六家」ともいう。槐の国建国当時からある陽(よう)家、黎(れい)家、明(めい)家、夕(せき)家、香(こう)家、鑑(かん)家の六つの名家のこと。
わ・を・ん

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